ご意見番の意見
2007年5月


1.2007年5月15日(火) ホームページ公開!

 漸く自分のホームページを開設することができた。昨年来個人教授を受けている講師と相談のうえ、昨日になって公開する気になった。まだ、半製品でとても他人様にお見せできるような代物ではないが、完成まで待っていたのでは、いつのことになるか見当もつかないし、早く友人にもみてもらって意見やアドバイスを聞いた方がよいと考え、思い切って公開することにした。
 これから恥ずかしくない充実したものへ漸進的に改善していきたいと思う。昨晩早速メールで300人ばかりに公開したことを知らせたところ、早くも155人からアクセスがあった。嬉しいかぎりで張り合いもあり、これからが楽しみになってきた。見て楽しく、考えさせるホームページにしていきたい。
 今日は昔なら5・15事件が起きた日である。2・26事件はいまでもかなり話題になるが、5・15はほとんどマス・メディアでも報じられることはない。賞味期限が過ぎたのだろうか。

2.2007年5月16日(水) 小さな町の町おこし

 去る12日(土)、千葉県大網白里町で開かれたセミナー講師に招かれ出かけた。知人の土屋雄二郎さんの紹介である。「ねっと99夢フォーラム」というNPOが主催するものだ。その中心人物が不動産を主に綜合管理会社を経営する野老(ところ)真理子さんと仰る元気な女性で、身銭で町おこしのために活動している。この主旨に賛同し、熱意に打たれた地域の人たちがこれを支えている。出来そうで中々出来ることではない。地道に継続することによって地域に根付かせて欲しいと願っている。
 セミナーのテーマは、「海外旅行の魅力と落とし穴」で、図解と並んで一番講演依頼の多いテーマである。相変わらず日本人海外旅行者の事故が多い。一昨年度の外務省統計によれば、これだけ海外旅行者の数が増え、注意を喚起されながら、旅券紛失数は過去最多だそうだ。いつも通り「臨場感」の大切さと、自分自身の「立ち位置」を常に意識していることの重要性についてお話した。その他に、国際人と常識人、思いやりとスマイルなどについても触れた。
 誠実で心の温かい人たちばかりで、気持ちよく話をすることが出来た。宿までお世話していただいたが、久しぶりに蛙の合唱を聞きながら床に就いた。爽やかで気持ちのよいセミナー体験だった。

3.2007年5月17日(木) 沖縄本土復帰35周年

  一昨日5月15日は、沖縄復帰35周年記念日である。学生時代の安保闘争ほど熱を入れたわけではなかったが、それでも会社勤務の合間に祖国復帰促進デモに加わった。昨年妻と沖縄・南西諸島を旅行したが、強く意識したのは那覇空港に隣接する米空軍滑走路から飛び立つジェット機の騒音と、沖縄住民の厳しい日常生活、そして基地・沖縄と南の観光パラダイスだった。
  安保改定は岸首相、沖縄返還は佐藤首相、そしていま憲法改正に夢中なのは安倍首相で、日本の政治的節目で右へ大きく舵を切ったのは、まぎれもなくこの山口組一家である。
  安保闘争が一区切りついたころであったろうか、偶々後楽園スケートリンクでモスクワ・ボリショイサーカスを観る機会があったが、何とその日最前列には岸首相、安倍晋太郎夫妻、安倍家のお坊ちゃま、いまの安倍首相が着席されたのである。当時はまだ可愛い小学生で、このお坊ちゃまがよもや後に総理大臣になるとは夢にも思わなかった。あの当時から、当然のようにちやほやされ、何の苦労もなく総理にまで上り詰めた。
 彼の著書「美しい国へ」には、残念ながら日本国民1億人のリーダーとして、国家の展望、国家観、そして最も求められべきリーダーとしての哲学、理念がまったく感じられない。あまつさえ、著書の中で安保に反対するひとたちが、胡散臭く思えたとまで言い切っている。いまもそう信じているようだ。だが、沖縄の現実はどうだ?安保改定により、沖縄は身動きがとれなくなったではないか。そのように沖縄人を追い詰めたのは、安倍さん、あなたのオジイサンではないか。首相は何も分っていない。首相の言っていることは、単に祖父の受け売りに過ぎない。実体験のない人間が、国民運動にまでなって国論を二分した、大きなムーブメントに対して、実態を知ろうともせず、ただ祖父に楯突いたというだけで、安保反対者に対して胡散臭いとまで決め付ける浅慮には、あきれ果てるばかりである。一体こんな首相を戴いて、この先この国はどうなるのかと、安倍首相のおっとりしたお顔を見るたびに心配になってくる。「美しい国」を唱えるなら、ご当人にももう少し理性を持った、美しい人になってもらいたいものだ。

4.2007年5月18日(金) 初等教育の原点

  教育関連3法が衆議院を通過した。憲法改正問題に隠れて、あまり話題にはならなかったが、安倍首相としては内閣の目玉に挙げていたらしい。地方教育行政法改正案、学校教育法改正案、教員免許法改正案を指していて、今朝の新聞にもかなり詳しい解説が出ていた。それらに対して私なりに考えはあるが、教員免許の更新というのがどうも引っ掛かる。有体に言えば、出来の悪い教師を出来るだけ排除しようということのようだが、やり方は他にもあると思う。問題は、教師の質を向上させようということのようだから、私は免許更新より、むしろその新規採用方にもっと注力した方がよいのではないかと思っている。
 これまで仕事柄海外で多くの教育施設、学校現場を見て感じたことは、一番教師に求められていることは、教える技術以前に子どもが大好きであるという、愛情とか、情緒面だと思う。欧米の初等教育の関係者は、押なべて子どもが好きで、ありったけの愛情を注いでいることを目の当たりにして、いたく感銘を受けたものである。新規採用の基準を子どもへの愛情度合いの強い学生に絞れば、よほど免許更新なんかより、良い教育者を採用できると思うのだが・・・・・。

5.2007年5月19日(土) 高野連は正しい!

 最近の高校野球界で話題になった特待生問題は、文科省を巻き込んでプロ、アマ球界に大きな課題と試練であったと思う。一般論としては、高野連の朝令暮改的な対応に対して、比較的批判的な意見が強かったように思う。しかし、私は高野連の対応の方が他の組織、団体より、筋が通っていると考えている。ひとつの処方箋を見てみればはっきりする。問題の発端となり、有望なアマ選手の将来を奪い、その後も同じような不条理な事件を引き起こした西武球団が、内部の人事処理だけでほとんど責任をとったとも思えない処置で責任逃れをやったのと歩調を合せ、プロ球界が根来コミッショナー代行以下、誰ひとりドラフト自由獲得枠制度廃止以外に改善案を打ち出さなかったし、納得させるような責任をとらなかったことである。
 アマ、それも高校野球界に甚大な衝撃とダメージを与えながら、プロ野球界には全く反省が見られないのである。高野連に対する批判は2点あったと思う。ひとつは、特待生制度は他のスポーツでもやっている。にも拘らず高校野球だけを槍玉に挙げるのはおかしいというものであり、もうひとつは、特待生制度自体は、文武に優れ、経済的に恵まれない生徒を救済するもので、間違った制度ではないというものである。
高野連に代わって弁明すれば、第一の高校野球だけ取り上げる点については、高校野球が他の高校スポーツとはまったく違うということを見逃している。歴史的にも高校野球はこれまで文科省が、常に教育的な配慮を求めてきた。他のスポーツにはそれほどの介入して来なかった。元々教育との関わり方とか、沿革が異なるのである。
 第二の特待生制度は、それへ到る過程で野球の場合は、介在者が多いことと、お金が絡む点で透明ではないことを申し上げたい。一挙に解決というわけにはいかないだろうが、少なくとも誰も猫の首に鈴をつけたがらない現状では、高野連の対応は決して間違ってはいないと思っている。尤も脇村春夫高野連会長は高校の先輩でもあり、あまり高野連サイドに立つと先輩に弱いと言われるかなあ。

6.2007年5月20日(日) パソコン不調 
 

 今日はこのHPの対応にてんてこ舞いだった。まだ、独り立ちできていないとつくづく思う。トップページと他のページとの回路が混線して、異なる画面が出てきてしまう。何度も一からやってみたが他のページへつながってほとほと参った。今日は休日のせいで、大勢の方からアクセスしていただいているのに、希望の画面へ辿りつけなかったら申し訳ないとの気持ちで、ひとりで悩みながらあの手この手とやってみて、何とか起動修正することが出来た。また、いつ同じような失敗をするかも分らないが、曲がりなりにも自分ひとりの力で解決出来たことは、嬉しかったし、大いなる自信となった。これまで「当たって砕けろ」とか、「信ずる道を歩めば、自ずから道は開ける」などと、現場感覚とか、「習うより慣れろ」主義を貫いてやってきたが、そのやり方がこんな場面で役立つとは意外だった。まあ何とか復旧出来てほっとした。

7.2007年5月21日(月) 大臣の本音は?

   「JAPAN NOW観光情報協会」総会が日本プレスセンターで開催され、総会ゲストスピーカーとして、いま話題の渡辺喜美行革大臣が「難題の道州制導入と国家公務員の天下り規制」のテーマで約1時間話をされた。まだ、法案が通ったわけではないので、話しにくいのか、論点をぼかした講演内容に終始した。テーマについて踏み込んで語り、聴衆を充分納得させる内容というのとは程遠く、その点では残念ながらやや期待外れだった。全般的に枝葉の話題が多く、本質から乖離して、ずばり渡辺大臣らしい歯切りの良さを期待していた向きには、少々物足りなかったというのが、率直なところである。天下り規制は、官僚側の抵抗も根強く前途は多難であると思う。突破力を買われての入閣である渡辺大臣には、今後本番で考えているところを思い切ってやって欲しいものだ。

8.2007年5月22日(火) アクセス数1,000台突破!

  今日、HP開設8日目にして、アクセス数1,000の大台(計1,015)に乗った。大勢の方々にご覧になっていただいているわけで、ありがたいことであり、嬉しいことでもある。ある友人から「すごいなぁ。一週間で1,000になるってのは君のような有名人ではない個人のHPとしては、異例のスピードだ。HPが読まれている証拠でおめでとう」と有難い電話をもらった。そう言えば、今日個人的に習っているPC講師からも「すごいですね」とお世辞を言われた。これからは一層ご期待にお応えできるようなHPにしていきたいとの意を強くした。同時に、大勢の方から私の拙いHPを覗いてみたいというお気持ちをいただいたことでもあり、責任も感じる。ハップンせざるを得ない。これからどこまで伸ばしていけるか分らないが、期待を裏切るようなことだけはしないよう、自戒あるのみ。

9.2007年5月23日(水) 頑張る母校ラグビー部

 今年の母校湘南高校ラグビー部は結構頑張ってくれている。今年の元旦まで満7年間ラグビー部OB会長を務めてきたが、ここ数年かなり力をつけてきたことを感じる。われわれが現役でやっていた頃に比べて、すべての面で遥かにレベルアップして、私立の強豪校がひしめく中で、公立校として健闘し、このところずっとシード8校の地位を保っているのは立派だと思う。今年の春季大会でも、いつも通り3回戦を勝ちあがりベスト8入りしたが、ここからがいつもながら強豪揃いで大変だ。準々決勝で運悪く県内最強の第一シード校・桐蔭学園高と対戦することになった。桐蔭は、今年3月の全国選抜大会で準優勝したほどで、全国的にみてもその力はトップレベルにあり、実力的にはとても敵う相手ではない。私もやりくりしてGW最後の6日に応援に出かけた。後輩たちは予想以上によく戦い、7トライを奪われスコアは47−0ではあったが、闘志溢れるゲームメークでよく食い下がったと思う。相手があまりにも手強すぎた。20日の決勝戦では桐蔭学園が東海大相模高を、40−0で下して楽々優勝を飾った。順当な結果だったが、この決勝戦の結果をみても母校の実力が向上したことが良く分る。これから、秋の全国大会県予選に向けて、さらに力を蓄え、もう一ランク上を目指してもらいたい。後輩たちの健闘を祈っている。
  過去七年間毎年夏になると合宿に出かけていたが、今年も出来るだけ都合をつけて、何とか後輩たちを力づけに菅平へ出かけたいと思っている。

10.2007年5月24日(木) 
次作品を書き続ける。

 
今日もほとんど書斎に篭りきりだった。いま問題の引き篭り現象である。いささか運動不足気味である。いま次のドキュメント作品に取り掛かっているが、このところ漸くピッチが上がってきた。当初の目論見だととっくに脱稿していなければならない時期だが、ついつい遅れてしまった。仮題として「停年オヤジの海外武者修行」を考えている。企業年金コンサルタントをやっている弟が「停年」ではなく、「定年」ではないかと言ってきたが、私がターゲットにしているのは、「停年」、つまり加齢を停めて前向きに生きようとするオヤジの元気な海外旅行である。大体8割方書き進んだので、来月中には何とか仕上げて推敲を重ね、秋には上梓したいと思っている。推薦文も旅行業界の大先輩にお引き受けいただけるとお約束をいただいた。これから当分忙しいが、執筆にも充分時間配分してご期待にお応えしたいと考えている。

11.2007年5月25日(金) 道徳教育

  今朝の日経‘春秋’欄で♪青葉茂れる桜井の〜♪について触れていた。古い人なら誰でも知っている楠木正成の忠孝のモデルとなった挿話に、落合直文が歌詞をつけた、かつての小学唱歌である。高校生のころ、庭で菊を丹精込めて栽培していた祖父がよく口ずさんでいた。今日5月25日はその楠木正成が足利尊氏に破れ自刃して671年目だそうだ。       政府の教育再生会議が、しきりに道徳教育の大切さを唱えだした。学校、家庭、本人がそれぞれ本分を全うしなくなったことが、教育レベルやモラルの劣化につながったのであって、楠木正成の忠義論などあまり関係ないと思う。それよりテレビなどの低俗番組を追放するだけで、どれだけ教育的効果が上がるかを考えた方が賢明だ。それを喩えコラムにしろ、大日経が言い出すからおかしなことになる。
  6年前美しいステンドグラスで有名な、フランスの世界遺産シャルトル大聖堂を訪れたが、シャルトル市内の入口ゲートの花壇の目立たぬところに、小さな石灯籠が立っているのに気がついてガイドに尋ねたところ、シャルトルと奈良県桜井市が姉妹都市になった記念碑だと説明してくれた。その時思わずこの♪青葉茂れる桜井の〜♪をハミングしたことを懐かしく思い出す。孝行を尽くす楠木正成、正行父子の美談や、史実に妙な解釈や思い込みを入れず、素直に伝えるだけでよいのではないかと思う。

12.2007年5月26日(土) 相撲部屋で日本語教育を

 大相撲夏場所14日目、大関白鵬が千秋楽を待たずに優勝を決めた。横綱朝青龍が簡単に3連敗したが、敗れた相手が琴欧洲で、いま話題の力士は外国人ばかりだ。日本には相撲のなり手がいないというのが、相撲協会にとっては頭の痛いところのようだ。子どもの人気スポーツは、サッカーとか野球となって国技館に来る子どもも減ったらしい。相撲人気回復のために協会が率先行動すべきことはたくさんある。親方日の丸の体質から抜け切れていないのが、協会の一番反省すべき点で、組織自体がプロスポーツの興行という営利事業なのに、財団法人に認定されていることがそもそも理解できない。
 今晩NHKの「クイズモンスター」という番組を見ていたら、出席のタレントや家族らが相撲の決まり手をまったく知らないのには、少々驚いた。これなども相撲の普及という課題を放っぽり出して、八百長疑惑相撲なんかをやっているからではないか。相撲界は外人力士に日本語を教えることにかけては、かなりの実績を残しているが、この際日本語学校でも開校してみてはどうか。幸い監督官庁が万事に都合のよい文部科学省である。

13.2007年5月27日(日) 江戸城再建セミナー

 「江戸城再建を目指す会」の初めてのセミナーが、夏場所千秋楽大関白鵬全勝優勝に沸く国技館の隣・江戸東京博物館で開かれた。‘江戸城再建の今日的意義’と題する、綜合文化研究所代表・西川壽麿氏と書道家の父・西川秋象氏による講演だった。普通では分らない国内に存在する城の現況、再建、保存状況、歴史、そして明暦の大火で消失した江戸城天守閣再建が成されなかった真の理由等について知ることが出来た。また、会としての短期的で具体的な目標も説明を受けたので、かなり視界が開けてきた。これからが会の目標と活動としては正念場だと思う。私自身は会が目指しているように、現在の皇居東御苑内天守閣跡に木造でオリジナルに近い城を再建すべきだと個人的には考えている。昨年東御苑を初めて訪れてみて、場所的には、皇居内という点で若干抵抗を覚える人がいるかも知れないが、吹上御苑とは濠で完全に隔離、分断されており、実質的にはまったく影響を受けるロケーションではない。思うに国民世論を盛り上げ、国民が納得のいく形なら再建は決して不可能ではないと考えている。
 ちょうど博物館でモスクワ・クレムリン博物館「ロシア皇帝の至宝展」を開催していた。いまロシアに関して講演する機会も多く、展示品にも興味があったので、セミナー開催までの合間を有効に過ごすことが出来た。クレムリン内に入ったこともあり、全体の平面図もイメージ出来たので、思い出しながら展示品を楽しんで鑑賞することが出来た。執筆中の拙著にも、ロシアについてかなりスペースを割いているが、今日購入したガイドブックから、歴史的資料などを得てかなり参考になったように思う。

14.2007年5月28日(月) 松岡農水大臣自殺

  今日のびっくりニュースは、現職の松岡利勝農水大臣が自殺したことだ。疑惑に次ぐ疑惑で、にっちもさっちも行かなくなった。もともとこの大臣は胡散臭く、就任直後から疑惑が表面化し、問題人物だということは誰もが承知していた。にも関わらず任命権者の安倍首相だけが、庇って庇って、遂に死出の旅路へ案内してしまった。大臣も身から出た錆で本物の悪党だが、坊ちゃん育ちでこんないわくつきの人物を見抜けない安倍首相の眼力こそ節穴というべきだろう。部下の素養、資質を見抜けない上司というのは、管理者として救いようがない。かつて、勤めていた会社にも似たような上司はいたが、自分は責任を執らず平気で部下に押し付けた挙句、方向性を間違える。頼りない安倍政権もこれからが正念場で、踏ん張りきれるか、しっかり監視するとともに、そのお手並みもとくと拝見したいものだ。

15.2007年5月29日(火) 転勤

 父が転勤が多かったせいか、親の苦労は何となく分っていたが、私自身はあまり引越しを苦に思わなかった。長男は社会人15年になるが、割合転勤の多い方だ。私自身はまったく転勤がなかったといった方が当っているだろう。勤務場所は変わっても自宅から通えたので、引越しの経験は結婚して以来、2回しかない。それが降ってわいたように、次男が新潟へ転勤することになり大慌てで荷物の整理を始め出した。彼も大阪勤務に次いで2度目の転勤である。サラリーマンにとって転勤は切り離せないが、昔の大名だって将軍の命により諸国へ転勤させられたサラリーマンのようなものだ。公立校の先生にも転勤、異動というのがあるようだが、欧米の教育界ではまず日本流の転勤という配置転換はない。これが良いか悪いかは別にして、子どもの教育について日本と考え方の違うところである。さて、教育者にとって転勤は是か否か。

16.2007年5月30日(水) 白鵬横綱昇進

  夕刊に大関白鵬が横綱に昇進した、めでたい記事が載っていた。慣例により伝達する相撲協会の使者に対して承諾する旨口上を述べるのだが、いつものことながら話題になっていて、今度も四文字熟語で「精神一到」と言っていた。恥ずかしながら正しい意味を知らない。はて?凡その意味を推測することは出来るが、本当のところはどういう意味かなあと思って辞書を引いたが、見つからない。三省堂「大辞林」にも載っていない。それどころか「一到」の一語すら見つからない。しかし、「一統」ならどの辞書にも掲載されている。とにかく辞書にはないが、言わんとしていることは、多分「精神一統」ではないだろうかと勝手な想像がつく。本人とか、周囲の親方衆に聞いてみないと実際分らないが、造語でないことを願う。モンゴルは日本の国技・相撲界を席巻したのみならず、日本語破壊にも猛威を振るったなどと言われかねない。

17.2007年5月31日(木) 日本ペンクラブ会長に阿刀田高氏

  日本ペンクラブ会長が井上ひさし氏から専務理事の阿刀田高氏に交代した。昨日の総会に出席するつもりでいたが、急用で出席出来なくなってしまい、電話で欠席を伝えた。阿刀田氏は、私にとってペン会員の推薦者にもなっていただいた。また、4年前ギリシャ政府観光局長賞エッセイ部門で入賞した際の審査委員長でもあり、拙作をかなり評価していただいた恩人のひとりでもある。こういうことなら無理をしてでも出席すればよかった。昨年は総会議事で、決算書類に関するペン独自のスタイルについて質問して、専属の税理士さんからご回答いただき、その後のパーティでも一般の会社経理と異なる決算書類の作成方についてお話をした。亡父もペンクラブの会員だったが、歴代の会長が超大物ばかりで、初代の島崎藤村以下綺羅星のごとく文豪が轡を並べている。とても足元にも及ばないが、お手本として少しでも文章力が向上するよう努めたい。