あまりゲンの良い話ではないが、昨日女優の中村玉緒さんが亡くなったとのニュースが伝わった。一昨日は元世界ライト級王者だったプロボクサーのガッツ石松が亡くなったと知った。更にその前日には、元衆議院議長だった河野洋平氏が他界されたとの報道があった。3日間著名人の訃報が相次いで伝えられた。
今日はいかなる有名人の訃報がもたらされるか気になっているが、実は記念碑的な1日でもある。2010年に小惑星探査機「はやぶさ」が小惑星「イトカワ」から帰還した歴史的な1日である。この幸運を引き継いだかのように、昨日朝種子島宇宙センターから打ち上げられた国の基幹ロケット「H3」6号機が、載せていた小型衛星6基を30分後に軌道へ投入し、打ち上げが成功した。日本科学の実力を朝野に知らしめることとなった。
「はやぶさ」と言えば、去る4日が昔の加藤隼戦闘隊の「隼戦闘隊戦没者慰霊の日」でもあるが、現代版「はやぶさ」が科学の進歩を裏付けた画期的な日でもある。
去り行く人を偲びご冥福をお祈りするのは、当然のことであるが、今も世界的な関心を呼び、停戦を願う人々の期待を裏切っているアメリカのトランプ大統領のように世界中から疎まれ嫌われている人物は、他に見られない。願わくば、速やかに、静かにこの世から去って欲しいと思う人物である。
さて、4年に1度のサッカーW杯が始まった。日本代表チームはかつてないほど期待され、一部には優勝も狙えるとの期待もあるが、それはまだ無理だろう。だが、北中米で開催される本大会については、あまり好ましくない噂が聞かれる。今や世界で最も人気の高いスポーツの祭典とされ、世界中から多くの人が開催地へ押し寄せ、その経済効果と開催国のGNPを押し上げる影響は計り知れないと言われる。その反面、国際サッカー連盟(FIFA)が巨額の利益を上げる陰で、インフラ整備や運営コストの負担が大きく、開催都市が赤字になることが懸念されている。
最大の問題は、入場券が破格の高騰ぶりで強い批判が出ていることである。庶民にはチケットは高根の花とされ、メキシコのグランドでは空席が目立ち、FIFAへ非難が集中している。
開催前から問題視されていたのは、開催国のひとつアメリカと出場チーム・イランとの間で戦争が続けられており、アメリカがイランに対して他の国に提供している待遇をイランには与えようとしないことである。例えば、イラン・サッカー連盟に割り当てられていたチケットを突然取り消し、イラン人の観戦機会を奪った。また、イラン・チームがアメリカ国内の宿泊滞在を拒否されたため、イランはメキシコに滞在せざるを得なくなったことである。他にも、イランの連盟幹部やコーチにビザを発給せず、イランは不公平であるとしてFIFAに中立と公平の遵守を求めているが、アメリカべったりのインファンティーノFIFA会長がこれらの問題をどう裁くことが出来るだろうか。
試合のひとつひとつは興味と関心を呼ぶであろうが、主催者の対応がスポーツの在り方として問題視され、閉会後に問題が持ち越されるだろう。これではせっかく期待されていたW杯への興味が薄れてしまいそうだ。