6951.2026年5月25日(月) 女性の進出と女性への評価

 昨日は日曜日とあって、スポーツをはじめ各種のイベントが各地で催された。その中で取り上げられるべきニュース性の高いイベントがいくつもあったが、今朝の朝日には、珍しくも日本人女性として初めて国内外におけるそれぞれの活躍が、一面に取り上げられている。日本人女性の評価も徐々に向上しつつあるようだ。

 海外では、カンヌ国際映画祭でフランス人女優と日仏合作映画「急に具合が悪くなる」で主役を共演した日本人女優の岡本多緒さんが、フランス在住のために国内ではそれほど知られていないが、そのフランス人女優とともに主演女優賞に選ばれたことである。男子俳優としては過去に2つの前例があるが、日本人女優が主演女優賞受賞者に選出されたのは、これまでの79回の開催でまったく例がなかった。映画は最近ほとんど観なくなったが、この映画は濱口竜介監督が日本語とフランス語を交互に交えた対話劇のようで、かなりレベルの高そうな映画であり、気軽に鑑賞できるような作品ではないようだ。私自身偶には映画も鑑賞しないと段々映画が分かり難くなるかも知れない。

 もうひとつは国内のニュースとして女性が取り上げられたのは、昨日東京競馬場で行われた中央競馬3歳牝馬クラシックレースの第87回オークスで、日本人女性騎手として、今村聖奈騎手が初めてG1レースに優勝したことである。G1 レースとは、皐月賞、日本ダービー、菊花賞、桜花賞、そしてこのオークスの5つをいうようだ。これまで伝統ある5大クラシックレースに女性騎手が騎乗することもなかったようだ。競馬には全くド素人で、競馬なんてやったこともないし、賭博行為だと考えているので、ろくなものではないと普段からまったく関心を持っていなかった。しかし、私の無関心は別にして男の世界へ少しずつではあるが、女性が進出し、広い分野で活躍できる機会が増えてきたということは珍しいことであり、貴重なことだと思う。これも高市首相が女性として初めて総理大臣に就任した雰囲気と流れによるものであろうか。

 終戦の年に国民学校(現小学校)へ入学した時、小学校でさえ上級学年は男女がクラス分けされていた。男子が1組、女子は2組、残りは男女とも3組にクラス分けされるというのが定番だった。我々1年生は、3組とも男女共学だったが、転校した5年生時には、男女別クラスとなった。

 しかし、戦後教育のせいもあり時代の経過とともに男女間の差別がなくなり、優れた女性については、当然のことであるが、高く評価されるようになった。個人的なことだが、特筆すべきことは、高校の同級生約400人の中で1人の女子同級生が、一昨年文化勲章を授賞された。女生徒は僅か27名しかいなかったが、その内の1人である。

 今から63年前大学を卒業して社会人となったが、現場作業が厳しかった当時の鐡道会社に就職して1年半の間現場見習いで駅業務を経験したが、当時の現場は1日置きに夜間勤務だった。当然女性駅員はいなかった。女性社員は、全員高卒で本社の男性社員のお手伝いということで厳しさはなかったにせよ、厚遇されることはなかった。それが今では学卒女性が役員にまでなっているとは、我々には想像もできないことである。でも、それは当然の成り行きであり、遅れていた鉄道会社ですら、今では女性も男性同様の待遇を受け、取り扱われているということでもある。

 時代が経過するにつれ、「女性としては~」とか、「女性初」といったような表現は少なくなり、男女によって差別するようなことも次第になくなっていくことだろう。日本にもトランプ大統領のような非民主主義的人物でも出現しない限り、順調に男女差のない平等な民主主義社会が育っていくことだろう。

2026年5月25日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com