3366.2016年7月31日(日) 東京都知事に女性初の小池百合子氏

 あっと驚く結果だった。今日は因縁づくめの東京都知事選投票日で投票時間は午後8時に締め切られたが、それと符牒を合せるようにテレビ・ニュースが8時に特別番組を開始すると同時に「当選確実」と伝えられた。

 小池百合子・元防衛相、自民・公明両党推薦の増田寛也・元総務相、ジャーナリストの鳥越俊太郎氏ら有力候補者3人が鍔迫り合いで開票もヒートアップするのではないかとの野次馬根性もあり、その開票経過が見ものだと楽しみにしていた。その期待は呆気なく裏切られ、あまりのスピード結果に唖然とするばかりだった。それにしてもいかに出口調査が進歩したにせよ、こんなに早く当選が決まるものだろうか。俄かには信じ難い。いかに集票作業が機械化、コンピューター化されたとはいえ、ともかく相当数の投票用紙を集める時間もなく瞬時に断は下されたのである。

 選挙の結果は小池百合子氏が新知事に選出された。初めて首都東京に女性知事が誕生したのである。先にイギリスではサッチャー元首相以来再び女性のメイ首相が選出され、アメリカでも初の女性大統領が選ばれる可能性があるが、日本の首都の舵取り役として小池新知事に重責が託されたわけである。

 今日の投票に当たり、午前中早々に妻と区立東深沢小学校で都民としての義務を果たして来た。現時点では、どの程度の投票率になるのか分からないが、少なくとも2年前の舛添前知事当選時の48.65%を超えることは間違いあるまい。小池新知事には舛添前知事のような好い加減な都政運営と金銭感覚に疎いエゴの強い政治は行わないだろうから、その点ではすっきりしている。

 明日詳しい情報を得てから、自分なりに今回の都知事選の分析をしてみたいと考えている。

2016年7月31日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3365.2016年7月30日(土) 公的年金運用は赤字だった。

 先日来時々運用方で話題になる公的年金が、2015年度だけで運用損が5兆3千億円に上がっていたことが明らかになった。赤字は5年ぶりのことである。巨額の資産を預かって運用を行っているのは年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)という法人である。

 最初にGPIFが話題になったのは、2014年10月に運用基準を見直して株式の運用比率を24%から50%に引き上げた時である。あれっ、大丈夫かなと思った。幸いその年は運用益があったが、今回は株価の低迷などでそうは行かなかった。当時運用を見直した際、リスクが高い株式への傾斜に若干不安の声があった。実際に恐れていたことが現実となったのである。大体これほど大事な運用について、国民的議論が交わされたという話は聞いていない。変更するにいたった議論はもとより詳細を国民に知らせずに結論だけを知らせて、結果的に損失を被ったことに対してGPIFの責任者と当事者はどう考え、どういう対応をとり、今後どう運用するのかという点について国民に分かり易く説明すべきではないだろうか。急には年金の支払い事情が悪くなるということはないと気楽なことを言っている場合ではないと思うのだが・・・。

 年金という国民の財産をいとも安易に運用したかの如く、結果を説明せず責任もとらないというのはあまりにも国民を蔑ろにし、愚弄しているとしか思えない。

 日本の公的年金積立金の資産構成は、現状では債券と株式がほぼ半分ずつであるが、あの投資活動が盛んでとかく健康保険などでも国民の間に不満が燻っているアメリカでさえ、年金資産額は日本の137兆円に比べて、3倍近い334兆円もあり、その運用も堅実で100%全額を債券に投資している。とかく役人に甘いわが国としても、ここはきちんとけじめをつけて、当事者に責任を取らせると同時に、一昨年のように運用見直しについてはその詳細を国民に説明し、併せてリスクの高い株式より債券運用にウェイトを置くべきことを提言したい。

 さて、舛添前知事のスキャンダルによる辞任に端を発した、東京都知事選もいよいよ明日が投票日である。過去最多の21人が立候補して、保守分裂などで大きなスポットを当てられているのは、自民・公明両党推薦の増田寛也氏と小池百合子・元防衛相、そしてジャーナリストで野党4党から推薦を受けた鳥越俊太郎氏ら3氏である。他の18人の中にはある程度著名な候補者もいるが、近所のポスター公示場所には、僅か8人のポスターしか貼られていない。メディアの取り上げ方は、結局名の売れた3人に絞られている。

 今日も候補者はそれぞれ最後の街頭演説に繰り出しているようだが、結論は明日開票で明日遅くには出るらしい。今度こそは真面目で都民のことを真剣に考えてくれる知事が誕生することを願いたい。

2016年7月30日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3364.2016年7月29日(金) 八芳園の素晴らしい庭園と建物

 目黒の八芳園という名園は、ホテル、宴会場、レストランともに由緒ある伝統と歴史を持ち、その筋では評価も高い。ロケーション的には近くであってもこれまで雅叙園は訪れることがあっても八芳園へ立ち寄ったことはなかった。

 それが今日ゼミの先輩である島田国生さんのお手配により、親しいゼミの4夫妻と食事を共にする機会を作っていただいた。当初妻も参加を予定していたが、生憎風邪をこじらせたので失礼させてもらった。会話はいつもながらとりとめもないものだが、こういう素晴らしい場所でゆっくり食事をいただくのも至福の時と言える。

 残念なことに折角名園へ来ていながら庭園を散策する機会を逸した。建物は新しいので最近立て直したのだろう。正門の門構えが大名屋敷然として風格がある。庭園の名称は「四方八方どこを見ても美しい」に由来するという。聞けば、江戸時代には一部が大久保彦左衛門邸となり、その後時の大物武家の手を経て、大正期に日立の創立者・久原房之助が手を入れ、建物と庭園をほぼ現在の形に作ったと言われている。

 「灯台下暗し」である。近くにこのような素晴らしい場所があって幸せだと思う。近いうちに改めて妻と訪れてみたいと考えている。

2016年7月29日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3363.2016年7月28日(木) 高齢者の活動領域は拡大するのか?

 昨年の日本人の平均寿命が厚生労働省から発表された。女性が87.05歳、男性が80.79歳である。世界的にも日本は長寿国だったが、女性は4年ぶりに香港に抜かれて世界2位に、男性は3位から4位に下がった。それでもいずれも過去最高齢である。傾向として言えるのは、女性長寿国の中で上位5カ国の内、4位の韓国を含めてアジアで3カ国を占めていることであり、男性も5位のシンガポールを含め3カ国がアジアの国であることである。これはアジア人には他の地域に比べて生存する条件、環境に恵まれているということにならないだろうか。食べ物にしても欧米のような高カロリーではなく、どちらかというと低カロリーで質素でいて自然の素材に近い物だと言える。これからも日本人を含めてアジア人の寿命は延び続けるだろう。

 いずれにしろ世界的に長寿傾向が見られて、それは高齢化問題をもたらす反面、お年寄りの活躍の場が広がったという一面もあるのではないだろうか。

 昨日アメリカでは大統領選の民主党候補にヒラリー・クリントン氏が決まった。68歳である。一方の共和党候補のドナルド・トランプ氏も70歳で、若手が進出する機会の多いアメリカ社会でも異例なくらい両候補者が高齢であることが際立っている。オバマ現大統領が就任したのは45歳の時だったし、ブッシュ・ジュニア元大統領は48歳で就任した。ヒラリーの夫ビル・クリントン氏が大統領に就任したのも46歳の時だった。こうしてみるとアメリカ合衆国をリードする次期トップにも高齢化の影響を受けてかなりベテランがその地位に就くようになる。

 一般的に年齢を重ねるに従い、保守化の兆候が見られるものだが、アメリカ社会にもその点で保守化と内向き志向がこの大統領補選の過程で見られるようになった。

 クリントン氏とトランプ氏の対決では、「嫌悪度」の高い候補者同士が争う大統領選はかつてないといわれる。意外にも今回はそれくらい歓迎されざる2人が争う構図となった。クリントン氏が弁護士の道を歩み堅実な政治家経験を積み、初の女性大統領に挑戦しようとする脚光を浴びる立場にいるのに華がない。これに対して、トランプ氏は頓挫しながらも経済人として実績を積み重ねてきた。だが、アメリカ建国の礎となった移民を徹底的にやっつけて民族間に対立を煽っている。この2人がそれぞれ好感度が極めて低いというのは、最近のアメリカ社会の問題点を浮かび上がらせているのではないだろうか。

 さて、都知事選真っ最中の鳥越俊太郎候補が東横線自由が丘駅前で街頭演説をすると昨日鳥越事務所が言ってきたので、駅前へ出かけて1時間ばかり話を聞いて来た。主たる応援弁士の保坂展人・世田谷区長と蓮舫・民進党代表代行に続いてマイクを握った鳥越氏の今日の主張「3つの0」はこういうことだった。「待機保育児童0」、「高齢者の特別養護老人ホーム入居待ち0」、「原発0」だった。ちょっとお行儀の好い街頭演説だった。しかし、駅前で聴いている人には、午後5時半という時間のせいもあるのか若者がほとんどおらず、中年以上が多かったことがちょっと気になった。夜になって高校時代の友人・大塚武夫さんから電話があり知事選の話題になった。ちょっと政策論争が足りないということを言っていた。今やテレビや新聞よりSNSでPRする方が、効果的で手っ取り早くなったのではないかという点で時代も進んでいると感じた次第である。

2016年7月28日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3362.2016年7月27日(水) 意外な実験に目を白黒

 昨日テレビを観るともなく観ていた時、珍しい学校教育現場の実験ストーリーが興味深く気になった。その学校とは千葉市内にある県立の生浜高校といい、普通課程の他に、午前、午後、夜間の三部定時制というユニークな過程を導入していて注目されているようだ。この高校のホームページによれば、件の実験というのは、4年前に千葉県知事賞を獲得した同高生物部の鶏と卵の実験成果である。

 それが何と世界では初めて実験に成功したというから驚く。にも拘わらずメディアではこの殊勲功の実験結果をあまり報道していないように思う。ストーリーは鶏の卵の殻を取り除き、黄身と白身をビニール状の袋に入れ替えて温度を保ちながらずっと監視してそのままひよこに還るまでの様子を観察し報告したのである。その結果として雛が孵り殻無しのひよこ、そしてそれが育って成鳥の鶏になるという学術的で非現実的な実験となった。こんな非現実的な実験を行った生物部の顧問教師と生徒たちの努力もさることながら、他にも世の中にはこれに似た非現実的な事象を現実化する努力が見落とされているのではないかとも考えてしまう。

 それにしても「瓢箪から駒」ならぬ「ビニール袋からひよこ」とは、世知辛い現代社会に高校生が課した思いがけないパスカルの「考える葦」ではないか。

 さて、今日は妹マリ子の二男坊、甥・江上友彦くんのささやかな結婚祝い会が鵠沼海岸の三笠会館で開かれた。妻と車で出かけ新婚さんのお祝いに出席した。甥は学生時代から音楽活動に精を出し、今日一応楽器演奏、作曲活動などで何とかやっているようだ。甥は一昨年ハイアット・リージェンシー東京で行った拙著「南太平洋の剛腕投手」出版記念会に仲間3人とバンドを組んで生演奏をしてくれ、その場を盛り上げてくれた恩人でもある。今日もまた3時間の間に、司会進行からピアノ独奏、伴奏、ベース伴奏等々八面六臂の活躍ぶりで、場を盛り上げてくれていた。末弟がショパンのノクターンをピアノ演奏し、私もスピーチをしつつ拙著を紹介して出席者に贈呈した。

 夏の結婚式に暑さを覚悟していたが、それほど暑くはなく、友彦くんの仕切りとそれをフォローする新婦真希さんと友彦くんの兄正彦くん、妹かざみさんのバックアップぶりに感心し、すっかり若者の熱とエネルギーに圧倒された。やはり結婚式というのは、若者の門出であるだけに晴れやかでウキウキするものである。

 友彦くんは40歳でやや晩婚のきらいがあるが、若く見える花嫁も同じ40歳というから昨今の晩婚傾向を裏付けているようだ。中々好印象のカップルに幸多かれと祈る。

2016年7月27日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3361.2016年7月26日(火) 戦後最大、最悪の殺人事件発生

 日本でもこんな残虐で猟奇的な事件が起きるものか、戦慄とともに知った。今夜半神奈川県相模原市の県営障害者施設で元職員が忍び込み、入所者19人を殺害し、26人にけがを負わせた。戦後最悪の殺人事件である。元職員であるこの男は、勝手知ったる施設内で無抵抗の入所者を次から次へと残虐にもナイフで殺害していった。この施設には知的障害者ら約150人が長期入所していた。その後犯人は、地元警察署に自首して逮捕されたが、事件の動機は今一つ分かり難い。

 銃乱射事件が頻発しているアメリカ国内でもこのニュースは即座に伝えられ、銃所有が認められていない日本で、ナイフによりこれだけ一度に大量の殺人事件が発生したことに大きな関心が寄せられている。

 これだけ多くの犠牲者を生んだ最大の理由は、犠牲者のほとんどが介護「6」の重症患者で自分の力で立ち歩き出来ず、入浴・トイレも介護の手を必要とした人々だったことから暴力に対してまったく無抵抗・無防備だったことが大きい。更に犯人は内部事情に通じ、犠牲者の熟睡中に行動を起こしたことがこれだけの大事件に発展した。

 正職員であった犯人は障害者を蔑視する対応から解雇されたことが事件の遠因だとしても、周辺情報から犯人の異常な行動も見えてくる。神奈川県警の取り調べに対して「障害者なんていなくなればいい」と凡そ施設の職員らしからぬ言葉を吐いたり、事件前に衆議院議長に殺人をほのめかすような手紙を届けようとしたり、危険な重度障害者の大量殺人を職員に示唆したり、それらが原因で強制的に一時入院させられたこともあった。その際大麻使用の陽性反応が見られたというから、この辺りに事件の伏線はあったように思う。犯人について、理解を示す人もいるが、裸のままオートバイに乗っていたり、奇妙な行動も多くの人に見られている。日頃の勤務、生活態度から周囲に手ぬかりはなかったのだろうか。

 ある評論家が、重度の障害者はこの世から排除した方が家族は助かるとの発言に対して、障害者の家族の気持ちをまったく理解できない人間の言うことであると怒りを露わにしていた。

 この事件はレア・ケースではあろうが、こんな残忍な事件が日常生活の間で平然と行われることは異常であるし、とても容認されるようなことではない。

 銃社会のアメリカで凶悪な銃乱射事件をどうやったらなくすことができるかとの問いには、銃を絶対的に規制すれば事件はなくなると考えているが、その一方で銃所有が許されないわが国で、このような大量殺人事件はどうやったら防ぐことができるだろうか。答はすぐには出せない。

2016年7月26日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3360.2016年7月25日(月) ロシア欠場で日本陸上男子1600mリレーチームが五輪へ

 憩室炎の後遺症だろうか、まだそれが完治していないせいか、ここ数日風邪気味で昨日もかかりつけの森内科で診てもらい服用薬をもらってきたところである。症状は鼻がつまり喉が痛く、最近では珍しいくらい尾を引いている。気分的にもあまりパッとしない。今までは普段の元気印を過信し過ぎていたかも知れない。年齢的なマイナス面を考えないといけないと自戒している。

 このために一昨日から始まった淑徳大学講座に保岡孝顕講師から誘われ「バチカンと世界」5回講座に参加を申し込んだが、生憎体調不良で初回から欠席する羽目になってしまった。あと4回残されているが、その内1回はキューバ旅行中に当たり欠席せざるを得ない。

 ついては、そのキューバではカソリック教徒が多いと聞いている。昨年9月には、ローマ教皇フランシスコ法王がキューバを訪れている。それがキューバとアメリカの国交復興のきっかけになったと言われている。アルゼンチン人である法王は、同じスペイン語を話すことから歴代ローマ教皇の中でも最も人気が高いと言われる。法王が出席した革命広場で行われたミサには、フィデル・カストロ前革命評議会議長や、アルゼンチン大統領も出席し、20万人ものキューバの人々が参加したという。この革命広場のビルの壁にチェ・ゲバラの大きな絵が描かれている。もちろん私は革命広場を訪れる予定であるが、そこでミサの雰息を聞いてみたいと思っている。

 さて、昨日開かれた国際オリンピック委員会(IOC)は、電話会談による緊急理事会を開いた結果、国家がらみのドーピング工作・隠蔽問題を行ったロシアに対して2週間先のリオ・オリンピックでは全面的に排除せず、各競技団体に判断を委ねるとの結論を出した。すでに陸上競技ではロシア選手の不出場が確定しており、他には重量挙げでも出場できない。

 世界反ドーピング機関(WADA)は、ロシアの国家ぐるみのドーピングを明らかにし、IOCにロシアの全面的締め出しを勧告したことで、IOCの対応が注目されていた。ドーピング検査で陽性反応を示していない選手から、出場の権利をはく奪することの是非が問われていた。敢えて言えば、IOCはその厳しい結論を下すことを回避して、傘下団体が個別に判断することを促した。最終的には自ら結論を出すことから逃げてしまったように思える。ロシアのメダル候補種目である水泳(特にシンクロナイズド・スウィミング)、柔道、レスリング、体操連盟などはホッとしていることだろう。当事者ロシアのスポーツ省は直ちに感謝の気持ちを表したが、スポーツ界らしからぬ結論だったように思える。

 ひとつ日本にとって瓢箪から駒のケースがある。陸上男子1600mリレーでは、日本チームは世界ランク17位で、16位までしか出場が認められず出場資格はなかった。それが今日ロシアの欠場により急遽日本は繰り上げられて棚ボタ式に出場できることになったのである。

2016年7月25日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3359.2016年7月24日(日) 連鎖するテロ事件

 このところ世界中でテロ騒動が勃発している。南仏ニースで多数の死者を出して以来、これまで移民の受け入れに寛容だったドイツで、18日アフガニスタン系の若者が走行中の列車内でナイフを振り回して乗客を傷つけ警察に射殺された。これに続いて昨日同じドイツのミュンヘン市内のショッピングセンターで凶悪なテロ事件が起きた。イランとドイツ2カ国の国籍を有する18歳の若者が銃を乱射して9人を殺害し、その後犯人は自殺した。殺された9人の内8人が20歳以下の少年だったという。まだ犯人がISと直接的な関係を示す証拠は見つかっていないようだが、犯人の部屋から銃に関する本が見つかったり、2011年にノルウェーで77人が銃乱射で犠牲になった事件の犯人に強い影響を受けていたというから、今後の捜査次第ではイスラム過激派と何らかの関係や影響が分かるかも知れない。

 そして昨日今度は集団テロ発生の本家ともいうべきタリバーンの巣窟であるアフガニスタンの首都カブールで自爆テロが起き、80人が死亡した。直ちにタリバーンは関与を否定し、同時にこのテロを非難する声明を出した。

 今年になってから中東、ヨーロッパ内におけるテロが目につくようになってきたが、遂に安全地帯と言われていたヨーロッパのドイツ、アジアのバングラデッシュ、アフガニスタンにまでテロの矛先が向けられるようになってきた。

 リオ・オリンピック開催をまじかに控えてブラジルでもオリンピック開催中にテロ計画を準備していたとして公安当局は10名のテロ予備軍を逮捕した。こうなると大きなイベントが開催される都市では、治安の確保に気を許すことができないし、今後この種のビッグイベント開催を忌避する動きが現れてこないとも限らない。4年後の東京オリンピックを控えてわが治安当局も、じっくりテロ防止対策を講じているようだが、心配の種は尽きない。実際嫌な世の中になってきたものである。

 さて、喜ばしいニュースもあった。昨日プロ野球・広島カープの黒田博樹投手が投手として日米通算200勝の金字塔を打ち樹てたのである。日本球界では25人目の偉業である。黒田は昨年アメリカ・大リーグの再契約を敢えて断って古巣広島へ戻り、最後の野球人生を広島で全うする決意を固めた。黒田の200勝利の中には大リーグで勝った79勝が含まれているが、日本野球界では実力が上回る大リーグの成績をそのまま通算記録として受け入れ認めている。

 今話題になっているのは、大リーグで活躍中のイチロー選手の記録である。彼の場合は、日本よりアメリカの在籍年数が長くなり、アメリカでの実績を日本で偉大な記録として評価しているが、一方で野球の聖地アメリカでは日本の記録を高校野球程度にしか評価せず、日米通算記録はアメリカでは意味をなさない。その最たるものは、イチローの日米通算安打数が、アメリカ球界で最多安打4256本を放ったピート・ローズ選手の記録を上回っても、ピート・ローズ自身はもちろん、大リーグ機構もそれを認めるわけではない。特に記録を破られたローズ選手の反応は冷たかった。それでもイチローは、冷静に受け止め、今では大リーグ通算3000本安打を目標に一歩一歩近づいている。数日内にクリアするに違いない。これならすべて大リーグで達成した記録であり、アメリカでも称賛されようとも見下されるようなことはあるまい。

 イチローは黒田200勝達成を知り、早速「日米合算なんて俺は認めない! おめでとう」と冗談めかした洒落た表現で祝福を贈った。八百長試合を組んで大リーグ機構や、野球殿堂から追放され、イチロー選手の記録を過小評価しているピート選手よりずっと味のあるパフォーマンスではないだろうか。

 イチロー選手にしても1日でも早く3000本ヒットを打って、アメリカ人ファンにも「文句あっか?」と言ってみてはどうか。残りあと4本である。

2016年7月24日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3358.2016年7月23日(土) スマホ・アプリ「ポケモンGO」のばか騒ぎ

 アメリカやオーストラリア、ヨーロッパに次いで、話題のスマホゲーム「Pokemon GO」が、日本でも配信開始されたことにより遊べるようになった。すでに欧米など35カ国ではウナギ上りの人気を博して、大きな注目を集めて市場を席巻しているようだ。このブームが異常なのは、このスマホ画面の中にポケモンと称するキャラクターが入り込み、それにスマホ内の武器のようなもので命中させると点数を稼げるというようなゲームで、街のどこでも現実と幻想の世界を交錯させて遊ぶことができるようだ。この商品が欧米では爆発的に売れて、日本でも熱心なファンが配信開始はいつかいつかと待ち焦がれていたのである。これを製作したゲームメーカーの任天堂は、このところ7年連続で減収だったが、ポケモン人気で株価も一気に上がり、大受けに入っているらしい。

 ただ、最も心配される点は、これをプレイする人には画面の外のことがあまり目に入らなくなって、外の異物と衝突したり、それが事故につながることである。すでに外国では崖から落ちたとか、他人の敷地へ無断で入って発砲されたとか、車と衝突したような事故が頻発している。いずれ大事故につながるようなトラブルが発生するのではないかと気にかかる。昨日の配信開始を前に政府機関が遊び方に注意するよう異例の広報を行う前代未聞のニュースもあった。榊原経団連会長のような経済界のトップでさえ、日本発のコンテンツが海外でヒットしているのは日本の経済界としても喜ばしく、消費の拡大につながると有頂天の心境のようだが、最も懸念される事故防止にはとんとお構いなしである。いずれ近々大きな事故の発生が予想されるが、それに対する取り組みはまだ考えられていないようだ。

 朝日新聞記者が実験的に銀座でトライして、ポケモンと追いかけっこをしたら目の前に赤信号があったという。子どもにも人気が出そうなオモチャだが、大きな事故、それも子どもたちに取返しのつかない事故が起きてからでは遅いと思う。他人に構わず「そこのけ!そこのけ!お馬が通る」とばかり突き進むゲームは、まるで他人を無視しているようなゲームだ。それに熱中するとは世の中が少しおかしくなっているのではないだろうか。

 今やロシア・スポーツ選手のドーピング隠蔽工作、中国の南シナ海における無法、アメリカの共和党大統領候補者ドナルド・トランプ氏の我が物顔の言動などもこの種のポケモン騒動に一脈通じるものがあるような気がしてならない。任天堂には悪いが、どうして、こんなものを開発するようになったのだろうか。

2016年7月23日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3357.2016年7月22日(金) ロシア、リオ・オリンピックに不参加決定か。

 開催まであと2週間に迫ったリオ・オリンピック・パラリンピックを前に、世界中を驚かす衝撃的な事実が明らかになった。かねてより懸念されていたが、ロシア陸上選手が国家がらみで組織的な薬物使用と隠蔽工作を行っていたと世界反ドーピング機関(WADA)が、国際陸連はロシア選手をオリンピックを含めた国際大会に出場させないよう通達していた。それに対して薬物使用をしていないと主張するロシア選手68名がオリンピック出場を求めてスポーツ仲裁裁判所(CAS)に訴えていた。だが、CASは昨日国際陸連の処分は妥当だとしてロシア選手の要求を却下し、出場を認めないと判断を下した。この判断を受けて明後日開かれるIOC理事会でロシア全選手の参加YES or NOの最終的な決定が下される。結論はどう出るか。恐らくNOの処分が撤回されることはないだろう。ロシアの陸上界は世界でもアメリカと金メダルを争う屈指の強豪であり、ロシアが欠ければオリンピックは飛車落ちになると考えられる。

 スポーツ現場に国家が直接関与してドーピング検査を誤魔化していたというあるまじき下劣な行為に対して、スポーツ界が厳然としてあるべき判断を示したのは当然と言えば当然である。ドーピングを行ったことは間違いない事実であり、ロシアはお上の沙汰を待つより仕方あるまい。ロシアにとっては信用失墜の極みであり自業自得であるが、プーチン大統領はスポーツに政治が介入したと見当違いのことを言っている。

 しかし、ロシアはソ連社会主義連邦時代からスポーツの繁栄こそが国民の士気を高めると考え、成績さえ良ければ由しとする国家体質があり、スポーツ選手の活躍に対して国家が厚遇を与えてきた。こういう経緯を辿ったスポーツ大国・ロシアでは、普通の常識やモラルは通じないようだ。

 今日も日本国内ではリオ・オリンピック参加の各競技選手団が出かけたり、結団式を行ったり、オリンピックへの熱気が感じられるが、その一方で今回のリオ・オリンピックは開催前から多くのトラブルを抱えて、これで果たして順調に開催から閉会までスケジュール通り行えるのか些か心許ない。

2016年7月22日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com